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1972年 昭和47年 別冊サンケイ OL500人の履歴と結婚の条件


1972年 昭和47年 別冊サンケイ 

一流企業150社OL500人の履歴と結婚の条件

独身男性にも未婚女性にもすぐ役に立つ本

この雑誌は、非常に時代感覚が顕著に現れた一冊といえます。

結婚観や働き方の意見が、当時の結婚適齢期の女性500人分の情報が、びっくりするほど

細かく載っているのであります。

そして、結婚意識調査の質問項目にみなさん答えているのであります。

①勤務先     東京プレス事業部

②生年月日    46年3月

③身長体重3S  157cm52k 85・60・87

④最終学歴    東京都立大森高等学校

⑤家族構成    父母・姉・弟

⑥月収       4万3千円

⑦趣味・特技   ダンス・茶道

ここでは、全部仮で明記しますが

体重も?3サイズも?月収も!!?

答えているのであります。

全国紙であります。

・恋愛・お見合い結婚のどちらを選びますか

・どんな男性を選びますか

・結婚前に異性との交渉をもつことをどう思いますか

・結婚相手に童貞を求めますか

・共働きについての考えは

・子供は、何人ほしいですか

この項目に、ほぼ皆さん答えております。

2015年、現代からすると、ものすごい個人情報の開示ですが

他の雑誌を見ても1972年代当たりでは、普通だったようで、現物・アナログ時代であったため

可能であったと思われます。

時代的には、お見合結婚より恋愛結婚の割合が大きくなってきている様な感じです。

男性との婚前交渉は、「問題ない。」という意見もありましたが

まだ一般的では無いようで

「汚らわしい・不潔です。」などの意見がちらほら見られました。

男性の酒・ギャンブルなどは、少し寛容になってきていて

たしなむ程度、生活に支障が出ない範囲なら問題ない。というような感じも見られます。

5年ぐらい働いて、結婚して専業主婦になって子供3人(一姫二太郎)ぐらい産んで

賃貸部屋からマイホーム。

大きくまとめるとこんな流れでしょうか。

2015年の現代との違いでみると

当時は、女性の結婚年齢が若く、この雑誌に登場する女性は、主に20~25歳が中心です(19歳も)

そして、比較的みなさん子供をたくさん産みたいと思っているようで

2.5人くらいが中央値あたりで

なかには、野球チームが出来る9人。 10人産みたい。という方もやはり存在します。

そして、読んで思ったのであります。

晩婚化・少子化の流れの源流は、人が社会に出る(社会人)年齢に比例する。

中卒で働き始めると5年たってもまだ20歳。

高卒で働き始めると5年たってもまだ23歳。

大学全入になり、社会人スタートが男女共22・23歳が多くなると

必然的に晩婚化になり、少子化の流れに。

このあたりに時代の変化が伺えるのです。

ふと自分の周り(狭いエリアですが)で考えてみると、

中卒・高卒・短大卒。

社会に出たのが早いほど結婚&出産が

早いのであります。となると

実際に能力的に、大学出てないと出来ない仕事。というのは

どれくらいあるのだろう?と思うのであります。

学びのレールにとらわれず、自立できる人が年齢とらわれず、どんどん自立すれば、

人口・晩婚化・少子化・税金の問題解決の糸口が

ここにもあるのかも知れないのであります。

<時代考察参考雑誌>

1972年 昭和47年 別冊サンケイ

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