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1965年 昭和40年 週刊現代 ~サラリーマン必修用語辞典~


1965年 昭和40年 週刊現代

サラリーマン必修用語辞典!

2014年現在からみると約50年前。現在、普通に使われる用語から使われなくなった用語。 実は、その時代からすでに使われていた用語。とさまざまですが、

その後、サラリーマン必修用語たちは50年後どのように変化したのでしょうか。

分析するのであります。

使われている用語・トップマネジメント・ランニングコスト・損益分岐点・経済成長率などなど。

「イノベーション」技術革新。最近良く耳にする言葉でしたが実は、

昭和40年あたりからサラリーマン必修用語だったようであります。

「PR」パブリックリレーションズ 経営体が取り巻く社会と友好関係を保つための行動。 当時から、経営用語でこれほど一般化したものがない。現在では、ほぼ日本語化しております。

あまり使われなくなった用語は単純に2つの部類に分けられそうです。

1つ目が存在自体がなくなったり、重要ポジションからの離脱 ・EEC 欧州経済共同体   

 EUの元になる共同体です。 過去の経済誌を読んでいるとたまに出てきて、むむ?っとなります

・ビジネスオートメーション

 電子計算機よって分類、記録などの仕事を自動化すること。 電子計算機!パソコンによってポジションを奪われました。

・モチベーションリサーチ

 消費者がどのような動機で商品の購買を科学的に探究すること。 なんとなく分かるけど、聞かない。新しいマーケティング手法がの方が 汎用性が高かったのではと推測されます。

2つ目が分かり難さや言い難さ。 説明の説明がいるような感じでしょうか

・フォーリンオペレーションズ  企業の海外活動のこと。 わかりますが、どうでしょう

・HR(ヒューマンリレーションズ)  人間関係。組織における相互関係を管理すること。 今回初めて知りました。認知度的にホームランに負けたとも考えられます。 では、考察するのであります。 時代とともに、環境やシステムが変わり使われなくなった言葉があります。 これはわかります。

逆に使われる環境があるのに使わなくなった「フォーリンオペレーションズ」。 企業の海外展開は、当時からすると増大しているのに いまいち定着しなかったのは、どうしてなのでしょうか 長いから?略したら「FO」・・・。 「PR」という用語がほぼ日本語化して定着した例で比較して考えると 直訳 PR=公共関係 FO=海外活動 公共関係?これ説明いりますね やはり「PR」の方が使いやすい。

PR>公共関係

単純に「フォーリンオペレーションズ」っていうより 「海外活動」といった方が使いやすいし分かりやすい。長いし。 FO<海外活動

「PR」は、サラリーマン必修用語の領域からテレビや雑誌などで日常的に使われることで

一般人々の領域に面接的用語として浸透。

「FO」は、自国のみでも経済活動が回る日本では、「海外活動」という意味合いの単語の

使用回数が少なかったと考えられるのであります。

日本人が英語を話せない人が多いのは、国内にいる限り、話す必要がないからなのであります。

ちなみに、「日本で一番英語が普及した時代」というのがあるのです。

それは、戦後すぐ

「日米会話手帳」という本が大ベストセラーになりました。

米国の進駐軍が来たので必要性・需要が出来たからであります。

日本語の国でも 「分かりやすさ、使いやすさ、時代的要素が合った用語が 日本語・外国語・略語でも関係なく 世の中に普及するということのようであります。

<時代考察参考雑誌>

1965年 昭和40年 講談社 週刊現代

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